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母と私と最近思うこと


母が若年性認知症と診断されてから三年の月日が経ちます。


まだまだ、母は母として居続けてくれています。


わたしが疲れてるのではないかと気遣ってくれたり、スマホで子どもたちの写真を送ると、それに対しての感想もちゃんと送ってくれます。

時々ケータイのパスワードが分からなくなることもあります。

一緒に料理を作っていると、完成してもまた始めから作り出してしまいそうになることもあります。


ものとられ妄想ゆえの、お母さんの服知らない?時計置いていったと思うんだけど。。大抵は「あったよー」と事後報告がちゃんとあります。


母の中では、3年前のまま時間が止まっているのかと思いきや、まだ新しい出来事も人も覚えていてくれていることもちゃんとあります。


お母さんが若年性認知症になっても、わたしの中で大好きなお母さんには変わりはなく、今でもわたしの事を一番解ってくれる人という関係性は変わりません。


これからも母は子どもが大好きなので、わたしの子どもともたくさん関わってもらえたらと思うし、色んなところへ出掛けたり、様々なことを私にも子どもたちにも教えてもらいたいと願います。


3年前、わたしは、どん底に突き落とされました。

若年性認知症について、調べれば調べるほど、闇へと葬られた気持ちになりました。


でも一番辛いのは母だったと思います。


今も母は不安な気持ちと共に暮らしていると思います。


あれから母の本当の気持ち、今どんな不安を抱えているのか、何を思って暮らしているのか、どんなことをしたいのか、全く聞き出してあげられていません。


娘の私の前では、母は本音を話せないものかもしれません。


母はきっと、わたしの母であり続けるので。



わたしが家族会でやりたかったこと、、、

家族はもちろん辛いです。わたしもそうでした。今もそうです。私たちにも支えが必要です。



でも、ご本人が心を開いて話せる場、話せる相手がいると思えること、ご本人が心から楽しいと思えること、、、大事にしていきたいです。



去年、社会福祉協議会さんに連絡を取り、家族会を立ち上げたい。。。と思いを伝えてから、ユキさんをはじめとする本当に色々な方との巡り合わせ、出会いがありました。

皆さんが力を貸してくれました。


これからも私たちも恩返しをしながら、ヨチヨチ歩きをしながら、この会が皆さんがホッとできる場所、なんだか元気が出る場所となるよう、できることをしていけたらと思っています。



次回は11月29日(木)、10時から12時に

茶話会を開きます。


お会いできること楽しみにしています🎵



記事担当 山岸えり


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