出会いを生み出す家族会
- rainbowhamamatsu
- 2021年8月4日
- 読了時間: 4分
先日、若年性認知症家族会 レインボーの場所をお借りしての家族会を行いました。
室内で行う家族会はコロナが問題になってから久々の開催ですので、何ヶ月ぶりとかではなく1年以上ぶりではなかったでしょうか。💦

その間に、この会に参加して下さっているご本人やご家族の状況も変化していているのを感じていました。
浜松城公園での家族会は開催していたものの、なかなかお会いできないお馴染みの方もいて「今、どうされているのかな〜?」などとレインボーの代表のエリさんとも話をしていました。
こうやって、コロナ対策とりながら、会を再開できること、本当に嬉しく思います。
さて、今回の家族会は、当事者の方が3名、ご家族の方が4名、社協の方や場所をお借りした城北の家の関係者の方、そして若年性認知症コーディネーターさんなどを含め12名の会になりました。

特に今回の会は、牧之原市からお越しくださったピアサポーター(認知症の本人)の三浦繁雄さんが駆けつけてくださり、とても有意義な会になりました!!!
三浦さんは、58歳の時から認知症の治療を受けていて、今年で6年目になるとおしゃっていました。
診断名はレビー小体型認知症で、軽度認知障害。
診断を受けた頃の三浦さんは、出来なくなった事だけに気を取られ、仕事も辛くな
り2018年5月で辞めてしまわれたそうです。
この時に出会った日本認知症本人ワーキンググループのお仲間との繋がりで、「認知症とともに生きる希望宣言」の内容のように【私たち本人同士が、出会い、つながり、生きる力
をわき立たせ、元気に暮らしていきます。】という所から三浦さんも動きが出てきたそうです。

そして、仲間と出会った事から、前向きに認知症を捉えられるようになったんだそうです。
ここで知り合った多くの認知症の仲間は、笑顔で自分たちの体験を語ってくれていて、認知症を私自身が誤解していたんだと語ってくれました。
進行性の病気ではありますが、急激に出来なくなっていくと思い込んでいたところから、全てのことがいっぺんに出来なくなるわけではないんだと理解されていかれたようです。
さらにこのように語ってくれました。
「出来なくなってきた事に執着するとそれしか見えなくなってしまいます。自分が今できている事やりたい事楽しみに目を向けて行くと、そのトンネルの出口が見えてきたりします。そう言った意味で、仲間との出会いは大きな力でした。」
このお話を聞いて、私は三浦さんからとても大切なことを学ばせて頂けたと感じました。

過去に執着しないで、今できること、今やれていることに目を向け、そして未来に希望を感じつつ瞬間瞬間を丁寧に大切に生きていくことの素晴らしさを・・・・
きっとこの日の家族会に参加された方々も、私と同じように何かしら心に響くものを感じ取っているのではないのかなあと皆さんの表情を見ていてそう思いました。
私の場合、義母の認知症介護や夫の叔母の介護、さらに義父の介護と結婚してからずっと介護に関することに触れてきた者として、この日の三浦さんのお話もですが、このレインボーの活動が一人でも多くの方に触れてもらい、必要とする方にご縁がつながっていくといいなあと願っています。
出会いから救われる事もある
出会いから大きく前進していくきっかけが生まれる事もある
出会いから私もあなたも必要とされている存在なんだと感じられる事がある
レインボーの活動も三浦さんが体験されたことを今後繋がっていく方々にも体験できるよう、コツコツとですが取り組んで参ろうと思っています。
ブログ記事 辻村 有紀
次回の家族会の日程です。
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8月26日(木) 10:00〜12:00
天竜厚生会 城北の家 1F 会議室
〒432-8011 静岡県浜松市中区城北1丁目24−5
↓↓↓ Googleマップ
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となっております。
若年性認知症のご家族の方や、ご本人様、また認知症の家族会に参加してみたいと思われている方など、お気軽に参加して頂けたらと思っています。
参加希望の方は、メールフォームもしくはLINE@公式でのメッセージでお知らせ下さいませ!
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